中国汚職退治「分水嶺」は李鵬一族

周永康と令計画の粛正は習近平の既定路線。もはや誰も枕を高くして眠れなくなった。

2014年8月号 GLOBAL

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中国共産党の幹部たちは今、文化大革命の終結以来最も息の詰まる日々を送っているに違いない。最高指導者の習近平(国家主席兼党総書記)が主導する反腐敗キャンペーンが予想を超えて拡大。6月中旬以降、平時なら数年に一度あるかないかの失脚劇が相次いでいるからだ。6月14日、党の汚職取締機関である中央紀律検査委員会(中紀委)は中国人民政治協商会議(全国政協)副主席の蘇栄を取り調べていると発表した。全国政協は共産党のほか民主党派(編集部注=中国は形式的な多党制をとる)や経済界、文化人などの代表で構成される統一戦線組織。実権はないものの、表向き全国人民代表大会(全人代=国会に相当)に並ぶ格式を持つ。蘇の失脚は、1年半前に反腐敗キャンペーンが発動されてから最高位の摘発ケースとなった。

破られた不文律

その翌週の19日、中紀委は山西省政協副主席の令政策の摘発を発表。党内に衝撃が走 ………

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