「サントリー」ヒゲの四代目と新浪の野望

なぜ、「生え抜き」ではなく「外部招聘」なのか。そのほうが社内の求心力が増すという、オーナー会長ならではの深い読みがあった。

2014年8月号 COVER STORY [企業スキャン]

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サントリーホールディングス(HD)がローソン会長の新浪剛史(55)を新社長に迎え入れるスクープ(6月24日付日経新聞)は異例ずくめだった。特ダネとはいえ、社長交代が全国紙の一面トップを飾ることは稀だ。ソニーが社内取締役だったハワード・ストリンガーを最高経営責任者(CEO)に昇格させた時と、トヨタ自動車の社長に創業家出身の豊田章男が就いた時ぐらい。サントリーの社長交代が、これほど大きく報じられたのは、同族会社のサントリーが、異業種から華のある若手経営者をスカウトしたからだ。サントリーが取締役会で新浪の招聘を決めたのは7月1日だが、スクープは、その1週間前に出た。社長人事が実際の機関決定より前に報道されると、大騒ぎになるものだが、両者はにこやかだった。ヒゲがトレードマークのサントリーHD会長兼社長の佐治信忠(68)は、朝駆けの記者に「新浪君が思い切って仕事 ………

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