ING生命「死に物狂い」の自転車操業

2014年6月号 BUSINESS

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本誌が12年11月号で警鐘を鳴らしたオランダの金融グループING傘下の日本のアイエヌジー生命では、いよいよ資金繰りが綱渡りになっている。リーマン危機で抱えた巨額含み損が表面化すれば予断を許さない。サティッシュ・バパット社長は5月7日、第1四半期の新規売り上げが前年同期比19%増と「非常に堅調な業績」と内部発表し、「新規上場(IPO)をめざす」と豪語しているが、社内では逃げ支度を始める社員が増えて浮足立っている。ING生命の主力商品は、“節税”目的の中小企業経営者に売り込む変額年金保険。課税されるはずの企業利益を社員の福利厚生の名目で保険料として支払い、経費扱いとなるため課税を免れる。しかも中途解約で15%程度を差し引いて払い戻されるので、手数料を払って無税のカネに換える「節税ロンダリング」にひとしいから、国税庁も眉をひそめる問題商品である。億円単位の一時金が ………

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