「豚パンデミック」蔓延の感染源

35道県で12万頭以上が死んだ。米国渡来が疑われるが、TPPもあって農水省は気兼ね。

2014年6月号 LIFE

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子豚が感染すると高い確率で死ぬ「豚流行性下痢」(PED)がパンデミック(世界的大流行)に突入している。7年ぶりに発症が確認された日本でも、被害エリアは過去最大の35道県に及び、しかも沈静化の兆しは見えない。感染経路の特定が難航している上、切り札であるワクチンの買い占めも拍車をかける。さらに、環太平洋経済連携協定(TPP)の豚肉関税交渉で、最大の豚肉輸入先である米国への配慮なのか、感染源が米国由来の可能性が高いにもかかわらず、農林水産省はどこか及び腰にみえる。そうした中で品薄感が出て来た豚肉の卸売価格は上昇基調に移り、消費増税の直撃を受けたばかりの食卓に、また新たな家計の負担材料が影を落とす。「PEDでは1996年の流行時に死んだ4万頭を大幅に超える過去最悪の被害。どこまで増えるか予想もつかない」。13年10月に沖縄で感染が確認された日本では、5月6日現在で全 ………

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