アベノミクス農政は「枯れ尾花」

鳴り物入りの6次産業化、農地集積、輸出拡大はことごとく不発。安倍政権が掲げる農業所得倍増はサギに等しい。

2014年6月号 POLITICS

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幽霊の正体見たり――。アベノミクスの化けの皮が剝がれてきた。まず馬脚をあらわしたのは農業政策だ。昨春以来、華々しくぶち上げてきた6次産業化、農地集積、輸出拡大はことごとく不発。期待だけを膨らませた農政改革が頓挫すれば、枯れ尾花ならぬ高齢化で疲弊した農村しか残らない。政府が掲げる農業所得の倍増計画など現実無視の誇大妄想、サギに等しい。前述の6次産業化とは、第1次産業(農林水産業)が第2次(製造)、第3次(小売)と組んで、農産物の加工・流通に乗り出す姿を指す。異業種連携の形として、1+2+3が6になることから6次産業化と名付けられた。要は農林漁業者が川下に進出することで、従来は産業界に流れていた加工・流通のマージンを取り込む作戦だ。例えば、農家が加工メーカーや専門商社と最近流行のカット野菜(サラダや鍋用に加工済みの野菜セット)の製造・販売会社を設立する ………

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