アコーディア「ゴルフ場切り売り」の代償

2014年5月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

往生際の悪いアコーディア・ゴルフ(東証1部)と法律顧問の石綿学弁護士(森・濱田松本法律事務所)が、本誌昨年10月号(9月20日刊)が報じた「アコーディア『S−REIT』浮上」のスクープと同11月号の続報を半年遅れで追認した。リークを受けた日本経済新聞は3月27日夕刊1面トップで大々的に報じたが、シンガポール証券取引所を使ったスキーム(下図)がよく理解できなかったのか、歯痒いほど的外れな中身だった。国内133コースのうち90コースを新たに設立するファンドに売却し、その運営をファンドから受託する。シンガポールに設立するこのファンドの仕組みは、本誌が書いたS−REIT(シンガポール上場の不動産投資信託)なのだが、アコーディアも日経も断じてREITと呼ばない意地がおかしい。これにより1117億円を調達して「有利子負債の圧縮や自社株買いに充てる方針」というが、その主眼が450億円以上を ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。