福島「メガソーラー」に中国人暗躍

太陽光バブルに踊り、「昭和の黒幕」のいわくつきの土地に群がる有象無象の暗闘劇。

2014年5月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

「設置可能な約1千万戸の家の屋根に、すべて太陽光パネルを設置することをめざします」東日本大震災と東京電力福島第一原発から2カ月半後の2011年5月26日、パリで開かれたOECD(経済協力開発機構)50周年記念講演で時の首相、菅直人が述べた発言は、同行の側近、秘書官らを絶句させた。国家の最高指揮官として無能ぶりをさらけ出した菅の思いつきから今年で3年……。12年に始まった再生可能エネルギー固定価格買取制度は、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどで発電した電力を、電力会社に一定価格で買い取ることを義務づけた。太陽光は初年度1キロワット42円というバカ高値で、その甘い汁に有象無象が群がった。「エネルギー問題ではなくなってしまったんですよ、太陽光は。つまり、値のつかないような地方の土地に法外な値をつけてしまったのが太陽光だった。不動産バブルなんです」

上海電力との事業合意書

経済産業省 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。