シンガポール怪死の「不都合な真実」

Huaweiのバックドアを知った米国人ハッカーが謎の死。警察は「自殺」としたが、仲間に暴露したのは…。

2014年4月号 BUSINESS [インフラ「有事」前夜]

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英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の渾身の調査報道は、昨年7月8日、プツリと糸を断ち切られた。 「トッド氏の死因は首吊りによる窒息であり、何ら疑わしい点は見つからない」米国人の腕利きプログラマー、シェーン・トッド(31)の怪死事件で、シンガポール政府が提出した145ページにおよぶ検視結果の報告書である。トッドの遺族が待ちに待ったもので、「自殺」との結論を在シンガポール米国大使館は評価したが、落胆した遺族の疑念はまだ晴れない。シンガポールの中華街にあるアパートの浴室で彼の遺体が発見されたのは2012年6月のこと。シンガポール警察の捜査では「浴室の壁に滑車を取り付けて首を吊って自殺した」との説明だったが、帰国する2日前に死を選んだという訃報が信じられなかった両親は、米国モンタナ州からシンガポールに飛んで、アパートを確かめた。浴室の壁に滑車を取り付けた ………

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