TPP「日米合意」残るは首相決断

農産品5項目で違いは牛・豚肉と乳製品だけ。オバマ訪日のラストチャンスを逃すな。

2014年4月号 POLITICS

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目標としてきた大筋合意に至らず、不調に終わった2月下旬の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合――。協議のカギを握りながら、シンガポール中心部の交渉会場に姿を現さなかった人物が2人いる。日本政府TPP対策本部の大江博・首席交渉官代理と、米通商代表部(USTR)のウェンディ・カトラー次席代表代行だ。「あの2人の居場所を捜してもムダ。報道陣だけでなく、政治家にもロビイストにもバレないように、極秘で会合を重ねているのだから……」。日米政府の関係者は交渉全体の進展については冗舌に強調するが、大江・カトラー会談には口が重い。TPP交渉には、日米のほかマレーシア、ベトナム、オーストラリアなど12カ国が参加する。その中で日米の2国間の問題を協議する大江とカトラーはどこで何を話し合っているのか。

コメ・麦・砂糖は対立なし

表向きの説明は――自民党が「聖域」とする農産品5項目と、日本が米国に関税撤 ………

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