尖閣は中国「声東撃西」のブラフ

一方を攻めると見せかけて他方を撃つ。陽動作戦の狙いは南シナ海の制海権にある。

2014年4月号 GLOBAL

  • はてなブックマークに追加

2012年9月の「尖閣国有化」以来、同諸島の領有権を主張する中国は日本への挑発を続けている。尖閣周辺に海洋監視船を絶え間なく送り、日本の巡視船と神経戦を展開。昨年11月には尖閣上空を含む東シナ海に防空識別圏を設定し、海上だけでなく空中でも偶発的衝突のリスクが高まっている。一方、やはり中国が領有権を主張する南シナ海では事態がよりエスカレート。フィリピンのルソン島から西へ200キロ余りのスカボロー礁では、今年1月27日、中国の海洋監視船がフィリピン漁船に放水して力ずくで海域から排除する事件が起きた。中国は同礁上にコンクリートブロックを投入し、構造物の建設準備にも着手している。フィリピンは昨年1月、国際海洋法裁判所に提訴したが、中国はそれを無視して実効支配を進める構えだ。中国海軍および空軍の装備は、この十数年間で飛躍的に強化された。とはいえ、東シナ海と南シ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。