「滋賀土木利権のドン」の後ろ盾で三選をめざす浅ましさ。「改革派知事」の面影なし。
2014年3月号 POLITICS
滋賀県知事選(7月19日任期満了)が動きはじめた。焦点は嘉田由紀子知事(63)の三選なるか。衆院選で「卒原発」を旗印に小沢一郎・現生活の党代表と組んで「日本未来の党」を立ち上げ風雲を巻き起こした嘉田知事だが、予想外の惨敗の後は小沢グループに金と人を根こそぎ引き剝がされ国政から撤退。支持者に見放され滋賀県知事の職務に専念する姿は油っ気が抜けたかのよう。出馬断念も囁かれたが、思いもよらぬ勢力が支援に乗り出すという。
新幹線新駅(南びわ湖駅)の建設凍結と「もったいない」の合言葉で前々回(2006年)の滋賀県知事選に彗星のように登場した嘉田氏は、無党派を中心に幅広い支持を集め、自公民相乗りの現職を予想外の大差で破り初当選した。前回(10年)は民主県連の支持を受けダブルスコアで再選。11年の統一地方選で自民党が県議会の過半数に返り咲いたため、一転、少数与党の ………
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