中国「防空識別圏」が領空になる日

強硬な抵抗がなければ、この海域の「正当な主権者」として「新しい常識」を定着させる。

2014年3月号 GLOBAL

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中国は昨年11月に突然、尖閣諸島上空を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定したと発表し、日本の識別圏と重なることから一気に緊張が高まった。12月には、米ミサイル巡洋艦カウペンスが南シナ海で中国の空母「遼寧」に航路を阻まれる事件が起き、1月には南シナ海で漁業操業や資源調査をする外国漁船に対し、中国当局に許可を得るよう一方的に義務付けた。この海域で領有権を争うフィリピンやベトナムが抗議の声を上げた。中国は東シナ海と南シナ海、またその海域に点在する島々や環礁の支配権を得ようと、さらに今年は攻勢をエスカレートさせるのだろうか。答えは誰にもわからない。『戦争論』で知られる19世紀ドイツの戦略家カール・フォン・クラウゼヴィッツは、パワーポリティクスや戦争に関する理論を提唱し、数学の複雑性理論にも影響を与えた。人間の闘争にはあまりにも多くの可変要因が作用する ………

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