「発明家デビュー」茂木経産相の鼻息

現職経産相として初の特許取得の快挙。首相のお墨付きを得た茂木大臣が知財戦略に腕まくり。

2014年2月号 BUSINESS

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日本が2002年に「知的財産立国」を宣言してから13年目を迎えた。政府は「知財通」を自負する茂木敏充経済産業相が陣頭指揮を執り、知財戦略のテコ入れ策を検討中だ。アベノミクスの成長戦略に弾みを付ける成果が問われよう。「特許を取りました。茂木敏充として」――。経産相が昨年末、少し誇らしげに公表した特許取得が、政界や知財関係者の間で話題を集めている。特許庁を所管する現職の経産相が特許を取得するのは初めて。国内外を飛び回り、安倍晋三首相を支える超多忙な大臣の快挙に驚く声は少なくない。

89日で「超特急特許」取得

その特許とは、外国人が飲食店で料理を注文する際に、宗教上の理由や好みなどで食べられない食材を使用しないよう、店員を通さずに直接、厨房スタッフに伝えるコンピュータープログラムである。自分の国籍をタッチパネルなどで入力すると、料理の値段もその国の通貨で表示されるという。特許 ………

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