イエレン「緩和縮小」のすり足

QE3は年内完了だが、ゼロ金利解除は15年末か16年か。フィッシャーの後ろ盾で不測の混乱を封じる。

2014年2月号 BUSINESS

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100年に及ぶ米連邦準備理事会(FRB)の歴史で、初の女性議長が誕生する。ジャネット・イエレン、その人である。ベン・バーナンキ議長が実施した非常時対応の金融緩和策を、いかにして平時モードに戻すか。さっそく力量がためされる。イエレンは2010年からFRB副議長を務め、バーナンキ議長とは二人三脚で、リーマン・ショック後の金融危機に臨んできた。FRBが10年に実施した金融の量的緩和第二弾(QE2)と12年の第三弾(QE3)は、二人による共同作品である。両氏が気心を通じている典型例は、昨年12月にQE3の規模縮小を決定した後の記者会見だ。「私とイエレン副議長は今回の決定に同意見」と指摘して、次期議長にバトンタッチする姿勢を見せたのだ。そもそもバーナンキ議長が同月に量的緩和縮小(テーパリング)を打ち出したのは、困難な決断を次期議長にツケ回ししないための親心といえる。なぜか。リ ………

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