「弘道会」取り締まりや直参組長検挙に危機感。田岡時代の機関紙復刊の目論見は?
2014年2月号 DEEP
国内最大の指定暴力団山口組が2014年の組指針に「窮すれば通ず」を掲げた。行き詰まって困窮したとき、かえって活路が見つかるという意味だが、司忍6代目組長と高山清司若頭の出身母体で、組の中核の弘道会に対する集中取り締まりや反社会的勢力排除の攻勢にさらされながら、どうやって活路を見いだそうというのだろうか。組指針は毎年12月13日、神戸市灘区の総本部に組長、若頭をはじめ、直参の全組長らが集まって催される「事始め」で発表されてきた。13年は「上善水の如し」(さまざまな形へと変化できる柔軟性を備え、さらに進化する)、12年は「心機を転ず」(心を新たに積極的に行動する)だった。警察関係者によると、昨年12月13日の事始めでは、司組長と高山若頭、入江禎舎弟頭らとの間で改めて親子、兄弟の盃を交わす儀式があり、組員を代表して高山若頭が「来年も一丸となって組長に従い、頑 ………
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