安倍暴走に「脱原発」刺客! 恐るべき「小泉劇場」

「脱原発」の旗印に小泉だけでなく穏健な保守層や文化人が結集。天地安寧を祈る皇室の思いを忖度したとの見方も。

2014年2月号 POLITICS

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2月9日投開票の東京都知事選が風雲急を告げてきた。細川護熙元首相が出馬を表明。一時は舛添要一元厚生労働相に主要政党が相乗りする「談合選挙」になりかけたが、ここにきて構図は一変した。脱原発が焦点となる首都決戦は、この国の方向性を変える可能性がある。「今の政治状況に大きな不安を持っている。勝ち負けは関係ない。落選してもいいからやる」。細川氏は周囲にこう決意を示した。かかりつけの医師からは「ここ5年は健康面での不安はない」とのお墨付き。佳代子夫人からも「最後のご奉公」と背中を押された。1998年に政界引退して約15年。今回の出馬を巡り、周囲には「晩節を汚す」と慎重論もあった。それでも76歳の細川氏を駆り立てたのは、二つの理由があったからだろう。

「脱原発」で知識人結集か

一つは原発政策やエネルギー問題への危機感だ。「核のごみの問題を解決できないままに(原発を再稼働して)つけを回 ………

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