「米国嫌い」ウィキリークスが「TPP内部文書」を暴露

2014年2月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する日米など12カ国は12月に、シンガポールで閣僚会合を開き、「年内妥結」に向けてぎりぎりの折衝を続けた。その最中、内部告発サイト「ウィキリークス」は、ある交渉参加国の内部文書を暴露。参加各国の交渉担当者に衝撃を与えた。暴露された文書は、11月に米国のソルトレークシティーで開かれた首席交渉官会合の結果を踏まえ、「ある国」が交渉内容をまとめた資料とみられる。同文書は、米国が早期妥結に向けて「圧力をかけている」とし、知的財産分野では「議長(米国)が“妥協点”を示したが、米国の立場からの解決策になっている」と批判。投資分野では米国が「投資家・国家間の紛争解決条項」に関して踏み込んだ提案を行い、日米以外の10カ国全てが反対したにもかかわらず「米国は柔軟性を示していない」、金融サービス分野でも「米国は柔軟性を全く示して ………

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