地銀再編迫る金融庁の「アメと鞭」

バーゼル銀行監督委の統一的ルールが地銀業界を直撃。42兆円もの保有国債が命取りに。

2014年2月号 BUSINESS

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都道府県ごとに地方銀行と第二地銀がひしめき、地元で殿様商売を続けてきた日本の地銀業界。この「一国一城体制」が揺るぎかねない議論が、銀行監督の統一的ルールを決めるバーゼル銀行監督委員会で始まった。その内容は、国債などを保有することで抱える金利リスクに必要な資本の蓄積を求めるというもの。大量の余剰資金を国債で運用している地銀に相当な影響が及ぶことは避けられない。そのうえ地銀の広域再編を目論む自民党や金融庁がこの規制強化に乗じて、地銀再編に拍車をかける筋書きも待ち受けている。

メガバンクが急速な国債離れ

安定的に見える日本の金融システムだが、金融庁や日銀が潜在的なリスクとして金利リスクへの警戒を強めている。金利リスクとは、金利の変動によって資産の価値が変動するリスクのこと。金利の上昇局面では資金の調達コストが上昇する一方、低い固定金利で運用している債券の価格が下がるた ………

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