「粛清」後の金正恩は中国頼れず

張成沢「国家転覆」の背後に中国がいたとの説に整合性。「新年の辞」で韓国に秋波送る。

2014年2月号 GLOBAL

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張成沢(チヤンソンテク)元国防委員会副委員長の粛清は、処刑という究極の恐怖政治で決着がなされた。21世紀における隣国の現実とは思えない衝撃的な事件であった。張成沢は、金正日政権末期から金正恩(キムジヨンウン)第一書記の「後見人」を担い、一昨年は金正恩に次いで動静報道が多く、「ナンバー2」と言われてきた。しかし、張成沢の粛清は、実質的な「後見人」や「ナンバー2」ではなかったことを意味した。彼の権力の源泉は、あくまでも金正恩の叔母である金敬姫の夫であることによるものであり、外部社会では過大評価されていたということだ。今年に入ってから動静報道が減り、権力が低下しているとの観測もあったが、突然糾弾され処刑までされてしまうとは誰も予想していなかった。金正恩は1月1日に行った「新年の辞」において、「党内に潜んでいた分派の汚物を除去する断固たる措置を講じま ………

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