「米中二極」に目障りな日本

まず米中関係があり、日中・日米関係はその変数にすぎない。安倍官邸とオバマ政権の相互不信が増幅する所以である。

2014年2月号 DEEP [「新しい大国関係」の波紋]

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中国が東シナ海の防空識別圏設定を発表してから2カ月。この間、中国の狙いから得失、事の経緯などを巡ってさまざまな報道・論評が飛びかったが、肝心なことはほとんど分からないまま一方的に既成事実だけが残った。いや、明らかになった重要な事実がもう一つある。中国の一手に、日米が露呈した対応のずれだ。安倍晋三首相は当初、威勢良く「一切の措置の撤回」を要求したのに、米国は直後に日中韓を歴訪したバイデン副大統領を先頭に、非難こそすれ一度も「撤回」を口にしなかった。むしろ中国に「不測の事態を避ける運用」を求め続け、事実上これを容認した。中国にならって圏域を拡大した韓国も米国と共同歩調である。中国は韓国の対抗措置を結果的に黙認した。安倍氏も途中から撤回要求を引っ込めて、米韓との足並みを取りつくろったものの、「日本が中国の圧力を危険で差し迫った挑戦と見ているの ………

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