補正抜きで実質0・1%マイナスと高橋教授が予測。追加補正でやっと0・9%。アベノミクスに水を差すヘマ。
2014年2月号 BUSINESS [14年度落ち込み深刻]
4月から消費税率が5%から8%に増税される。2014年度の景気は、13年度より当然悪くなると予想される。 13年度は、アベノミクス効果でGDP(国内総生産)の実質伸び率(成長率)で2%が確保され、その上に消費税増税前の駆け込み需要が加わり、実質2.6%、名目2.5%の成長となるだろう。14年度については、政府の14年度経済見通しでは実質1.3%、名目で3.3%と、かなり楽観的な数字になっているが、民間エコノミスト41人の予測をまとめたESPフォーキャスト調査によると、成長率の平均は実質0.8%、名目2.3%である。 これに対し、筆者は実質▲0.1~0.9%、名目1.9~2.9%と、13年度より実質1.7%以上低下すると見ている。幅を持たせているのは、補正を含む財政政策いかんによるからだ。アベノミクス「第一の矢」の金融政策の効果は14年度も維持されるので、実質2%がベースとなり、駆け込み需要の反動減 ………
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