「みんなの党」が踏んだ集団的自衛権の地雷

2014年1月号 POLITICS

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みんなの党はなぜ分裂したのか。同党のアジェンダ作成を手伝った高橋洋一嘉悦大学教授に間近に見た真相を聞いた。「マスコミは面白おかしく書きたてるだろうが、渡辺喜美、江田憲司の両氏とも根は純粋な人たちで、政治路線の対立というより、基本政策の不一致がここにきて露呈したからだろう」「11月14日、渡辺代表が安倍晋三首相と会食し、特定秘密保護法案で合意ありきだったことが分裂のきっかけと江田氏は会見で言っている。この会食には私も同席していた。第一次安倍政権を担った菅義偉、塩崎恭久氏らと開いている『アビーロードの会』。食事前に渡辺氏が紙を出し、特定秘密保護法はアジェンダに入れているので修正協議したいと申し入れた。安倍首相が『では、あすからそれぞれの担当者間で開始しよう』と答えてそれで終わり。政治家の話は短い。内容にはほとんど触れずに手順だけ語るものだった」 ………

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