牙を剝いた「LINE」が脱日本へ

2014年1月号 BUSINESS

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スマートフォン向けの無料通話・メッセージサービスを手掛けるLINEへの上場期待が高まっている。2013年11月末には全世界の利用者数が3億人を突破。森川亮社長は「14年中に5億人達成」を目標に掲げる。日本発のインターネット・サービスとして、アジアを中心に急成長する同社に注がれる視線は熱く、フェイスブックやツイッターに次ぐ一大プラットフォームに育つと見る業界関係者は少なくない。だがその裏側で、LINEにある変化が起こりつつある。13年11月25日、LINEは利用者数が3億人を突破する瞬間をカウントダウンするイベントを急遽開催したが、会場に集まった報道関係者で“違和感”を感じた者は少なくなかったはずだ。イベントでは壇上横に設置されたくす玉を、森川社長とLINE事業を率いる舛田淳執行役員が、3億人突破とともに割るという趣旨のセレモニーだったが、壇上に近い最前列は海外報道陣専用に ………

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