ドイツ連銀総裁は日銀「危惧」

「アベノミクスは時間稼ぎ、危険な賭けのわりには、構造改革が遅すぎる」と疑問視。

2014年1月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

日本銀行の前総裁、白川方明は、海外の中央銀行幹部との雑談で自らをこう形容したという――「中銀総裁としての自分は欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギとドイツ連邦銀行のイエンス・バイトマンの二役を担っていた」と。確かに白川は5年の任期期間中に政策金利引き下げや量的緩和などを15回行い、資産の買い入れを5割増やすなど、日本の中銀総裁としては“積極的”といえる金融政策を実施してきた。緩和路線を歩んだという点では、投資銀行の元バンカーで現ECB総裁のドラギと同じだが、一方で政治からの圧力に抵抗し、日銀の独立性を守ろうと小出しにしたその姿勢はドイツ連銀のバイトマン総裁に通ずるものがある。まだ45歳のバイトマンは中央銀行の総裁としては最も若手の一人だ。中央銀行による国債買い入れに断固反対の立場を取り、ECB理事会ではしばしば少数派に回るが、自由市場経済を全面的に後押 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。