2014年1月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
自民党の細田博之幹事長代行(元官房長官)が「平成のガリレオ」を気取っている。細田氏は原発政策をリードしてきた旧通産省出身で、選挙区は島根原発がある島根県松江市。原発推進派の牙城「自民党電力安定供給推進議連」の会長だ。その推進議連の舞台で、細田氏は訴えた。「『それでも地球は回っている』という思いでやっている。ガリレオ・ガリレイやコペルニクスといった先人もいる。日本人は不幸な原発事故のためにシュリンク(萎縮)しているが、人類の将来にとって何が役立つのかを科学技術的な見地にきっちり立って考えねばならない」ガリレオは地動説を唱えたために宗教裁判にかけられ、自説を撤回させられたが「それでも地球は……」とつぶやいたとされる。細田氏のガリレオ気取りの原因は小泉純一郎元首相の脱原発発言。元首相の発言がマスコミに大きく取り上げられ反響を呼んでいるのが気に食 ………
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