「反通貨」ビットコインの謎

政府不要、中央銀行不要、銀行も不要。匿名の日本人が考案した革命的電子マネーが、国際通貨体制に挑戦状。

2014年1月号 BUSINESS [現代のディオゲネス]

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ネット空間を舞台とした仮想通貨「ビットコイン」が世界を騒がせている。政府や中央銀行とは無縁に流通する究極の電子マネー。ドル本位の基軸通貨を揺さぶる存在に成長するのか、それとも新種のネットバブルに過ぎず、いつしか消えるのか。「オバマ米大統領を暗殺して欲しい。懸賞金を払うから」――。麻生太郎財務相の好きな漫画『ゴルゴ13』ばりだが、懸賞金はドルでは支払われない。バラク・オバマ大統領やベン・バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長ら6人を殺せば、懸賞金はビットコインで払うという。米フォーブス誌の記者がサイトで接した相手は「クワバタケ・サンジューロー」と名乗った。そう、黒沢明監督の映画『用心棒』の主人公、桑畑三十郎だ。真の正体など知るべくもない。徹底した匿名性に守られたネット空間のジョークがそこにある。

通貨「乱発」へのアンチテーゼ

が、違法行為の温床ともなる。10月、米連邦捜査局 ………

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