そして誰もいなくなる北尾SBI

結局は「野村OB王国」。病人や退職が相次ぎ、一人また一人と欠けて「最後の側近」は。

2014年1月号 BUSINESS

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横浜市郊外の東急電鉄沿線の高級住宅街。その中でも一際目立つ豪邸に、その人物は住んでいる。豪邸の主の名前は「澤田安太郎」。2013年3月に退社するまでSBI証券の社長を務めていた人物である。 野村証券出身者とは思えぬほど澤田は腰が低く、実直な性格の持ち主だったと言われる。そのためだろう。SBIホールディングス(以下、SBI)社長で、その強引さでは人後に落ちない北尾吉孝の無理難題を引き受け続け、いつのまにか北尾の“コンシェルジュ”と呼ばれるようになっていた。その澤田を異変が襲ったのは13年に入ってからだった。おかしな言動を見せ始め、2月過ぎにはまるで夢遊病患者のように、うつろな目で社内を徘徊するようになっていたという。退社した澤田には、同情の声が集まった。野村証券の同期生たちから宴席に誘う連絡が入ったり、澤田を慰労しようと多くの同僚たちが声をかけた。だが、澤 ………

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