「新国立競技場」で安藤忠雄が窮地

建築界の大御所・槇文彦や隈研吾から糾弾の嵐。異色の建築家が足元をすくわれた。

2014年1月号 LIFE

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2020年東京オリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場に、批判の声が高まっている。問題視されているのは①建設費が膨大、②開閉式屋根の必要性、③景観を損なう巨大性、④サブトラックがない、⑤収容人数8万人の災害対策をどうするか――などだ。事業主体となる文部科学省所管の日本スポーツ振興センター(JSC)は火消しに追われ、11月26日に開かれた有識者会議で延べ床面積を25%圧縮した。建設費は3千億円から1785億円に減ったが、開閉式屋根は存続、最高部で約70mの高さも変えなかった。批判の急先鋒は、先頃文化功労者に選ばれた槇文彦(85)。東大、ハーバード大で学んだ建築界の大御所だ。五輪招致が決まる直前、「神宮外苑は濃密な歴史を持つ風致地区なのに、なぜ巨大建築物が必要か」と日本建築家協会の機関誌に寄稿した。ジェントルマンそのものの温厚な槇の怒りを込めた糾弾に建築界は驚い ………

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