怒るサウジが米国「離反」検討

オバマのシリア介入回避と対イラン接近に、バンダル王子が激怒。国連でのしっぺ返しはエスカレートするか。

2013年12月号 GLOBAL

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「サウジアラビアが米国との関係の劇的な転換を検討している」10月22日、老舗通信社のロイターが配信したセンセーショナルなタイトルの記事が世界を駆け巡った。引用されたコメントの主は、サウジの情報機関である総合情報庁(GIP)長官のバンダル王子だと伝えられた。諜報の世界でバンダルの名を知らぬ者はいない。サウジはかつて冷戦時代に、米国が世界中で仕掛けた対ソ秘密工作の重要なパートナーだった。バンダル王子は、駐米大使として長年米
・サウジ諜報同盟の管理につとめ、1980年代のアフガニスタンにおける対ソ秘密工作やイラン・コントラ事件にも深くかかわったことが知られている。往年のスパイマスターがGIPの長官にカムバックしたのは2012年。シリア内戦の泥沼化が進み、バッシャール・アサド政権を支援するイランの影響力がシリア国内で拡大することに対するサウド王家の危機感を背景に ………

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