「婚外子」違憲決定で猛反発。一人一票が違憲判決なら、パンドラの箱が開いて政治の「茶会」化も。
2013年12月号 POLITICS
10月23日、最高裁大法廷で昨年12月の衆院選の無効を求める「一人一票」(一票の格差)訴訟の弁論が開かれた。各地の高裁に提訴された17の訴訟のうち2カ所で「違憲無効」、13カ所で「違憲違法」の判決が出ている。最高裁は100日以上の時間をかけて審理しているが、どう判断するか。本誌は8月号で泉德治元最高裁判事にインタビューし、いつまでも違憲状態を放置する国会に対して「最高裁の怒りは頂点に達している」状況を伝えた。その一方で、主に自民党の中に、司法との対決姿勢を見せる国会議員も多くなってきた。政治と司法の対立はどうなるのか。「正妻の子と愛人の子を同じにしていいのか!」10月29日、自民党法務部会は激しいやりとりの応酬になった。最高裁大法廷が9月4日に下した婚外子相続差別違憲決定。法律婚の夫婦の子どもの相続分に対し、婚外子は半分と規定されている民法900条4号但書(た ………
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