朝日新聞社長が記事の「ばら売り」を示唆

2013年12月号 LIFE

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10月16日に鹿児島市で開かれた新聞大会で、朝日新聞の木村伊量社長が記事の「ばら売り」を検討していることを示唆して注目を集めた。木村氏は新聞大会の公開座談会で、9月下旬に米国を視察したことを披露した上で、「米国では、1面からテレビ欄まで全ての面を揃えて買ってもらう方法が通用しなくなっている。若い人を中心にスポーツ面、経済面など自分の好きなページや記事にならお金を払ってもいいと考える動きがある」と指摘。その上で「バンドリングによる販売を1回分解し、商品力を再構築しないと新聞は生き残れないのではないか。今後の技術革新でそうした方向性が出て来るのではないか」と述べた。「バンドリング」とは束売り、セット売りという意味で、これを「分解する」とは、分野ごとか1本ずつかは別として記事の「ばら売り」を意味する。新聞社はこれまで、新聞という形で記事の「束」を一括 ………

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