ハマス弱体化で和平交渉が「混迷」

エジプト離反、イランも対米接近で支援微妙。ネタニヤフは強硬な右派に手を焼く。

2013年12月号 GLOBAL

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膠着状態にあるイスラエルとパレスチナの紛争に突破口を切り開こうと、両者の直接交渉が7月末に再開された。橋渡し役のジョン・ケリー米国務長官は渾身の努力を続けているが、進展の兆しはいっこうに見えてこず、和平交渉の勝算は決して高いとは言えない。その背景には、エジプトのムハンマド・モルシ前大統領の解任や、イランの経済不振のせいで、パレスチナの反イスラエル強硬派であるイスラム原理主義組織ハマスが急速に影響力を失っていることがある。和平交渉が進展する芽はあるものの、他方のイスラエル側でも、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が、妥協を断固拒否する与党右派の説得に手を焼いている。和平交渉がめざすのは、1967年の第3次中東戦争以来、イスラエルが占領しているヨルダン川西岸からの撤退とパレスチナ国家の建設である。この二つが実現して初めて、パレスチナをユダヤ人国家とアラブ ………

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