「食材偽装」が関西財界人事を直撃

関経連会長候補の角阪急阪神HD社長はイメージ台無し。住友電工の松本社長が本命に。

2013年12月号 BUSINESS

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系列のホテルやレストランなどでメニュー表示と異なる食材を使っていた食材偽装問題で、「偽装ではなく誤表示」という歴史に残る「迷言」を置き土産に、阪急阪神ホテルズ(大阪市)の出崎弘社長が11月1日付で辞任した。食材偽装の余波は他の有名ホテルや大手百貨店などにも及び「みんなで渡れば怖くない」とばかりに「ゴメンナサイ」の記者会見が連日のように日本中で開かれている。出崎氏は問題発覚後に初めて開いた10月24日の記者会見で謝罪する一方、「誤表示だった」と繰り返し、「利益を得ようとして欺いたのではない。チェックの甘さ、知識の不足、連携不足が原因」と主張した。だが、浪速のブン屋はそれで納得するようなタマではない。元従業員たちから様々な証言を引っ張り出して突き上げ、戦線は拡大する一方。結局10月28日夜、大阪市内で記者会見し、「故意に欺く意図はなかったが、当社 を信 ………

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