ドイツ連銀の「アベノミクス批判」を駁す

現実的でないシミュレーションで現実離れした結果。アベノミクス「生みの親」が正面から反論する。

2013年12月号 BUSINESS

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ドイツの中央銀行、ブンデスバンク(連邦銀行)の8月の月報で、アベノミクスが批判されている。中央銀行の公式資料で他国の政策を書くときには、どこの国でも客観的な記述に終始するが、この月報は、日本の金融政策と財政政策の効果は一時的なものであり、長期的な効果はない――という辛口トーンだ。この“挑戦”に反論しよう。実はこの論文、ブンデスバンクが自前で調べたものではない。英国の独立系シンクタンク、経済社会研究所の世界経済モデルによるシミュレーション結果なのだ。しかも、アベノミクスの「三本の矢」のうち、第一の金融政策と第二の財政政策だけを取り上げている。それも一度きりのインパクトを与えるシミュレーションになっている。しかし、金融政策と財政政策に長期的効果がないことは当たり前で、1、2年の有効需要を拡大させる効果しかない。むしろ長期的な効果は「第三の矢」の成 ………

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