米・イラン対話で探る「日本モデル」

「シリア」を機にロシアが道をつけた落としどころは、IAEA査察とウラン濃縮容認か。

2013年11月号 GLOBAL

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「ヘンリーがここにいないのはとても残念だ」9月19日、筆者も参加したヴァルダイ会議(各国のロシア専門家やジャーナリストを集めて毎年、ロシアで開かれる国際会議)でウラジーミル・プーチン大統領が発した一言。ヘンリーとはほかでもない、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官のことだ。第10回記念だった今年のヴァルダイ会議では、海外から招待したゲストをプーチン大統領と並んで登壇させる特別セッションが企画された。登壇したのはフランソワ・フィヨン仏前首相、ロマーノ・プローディ伊元首相、フォルカー・リューエ独元国防相、そしてドミトリー・サイムス米Center for National Interest(シンクタンクで前ニクソン・センター)代表の4人。実は、プーチンと10回以上も会談しているキッシンジャーも招待されていたのだが、代わりに参加したのがサイムスだった。

「不在」ヘンリーの助言

ソ連科学アカデミー付属米 ………

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