シェール革命「不都合な真実」

北米には野放図な開発を許す特殊条件。しかも採算割れの自転車操業。早晩、熱狂は冷める。

2013年11月号 BUSINESS [ブームは意外に短命]

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福島原発事故以来、エネルギーコストの高騰に苦しむ日本にとって、北米発の「シェール革命」は福音に聞こえる。9月24日、安倍晋三首相は訪問先のカナダでスティーブン・ハーパー首相と会談し、シェールガスの対日輸出に向けた協議を加速することで合意した。それに先立つ9月11日、米エネルギー省はシェールガスの対日輸出プロジェクトの第2弾(住友商事が参画)を許可。5月に許可された第1弾(中部電力と大阪ガスが参画)とともに、日本のLNG(液化天然ガス)輸入量の8%弱に相当する年間約670万トンの輸入が2017年にも始まる。

北米で「革命」が成立した3条件

「安くて豊富なシェールガスのおかげでエネルギー調達コストが下がる」「シェール革命は日本経済の救世主になり得る」など、日本の期待感は膨らむ一方だ。一部では「シェール革命により人類は無尽蔵に近いエネルギーを手にした」という楽観論まで語られるようになった。残 ………

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