2013年11月号 DEEP
自称「2020東京五輪の立役者」猪瀬直樹知事のイケイケ人事が動き出した。猪瀬は安藤立美副知事(前財務局長)、秋山俊行副知事(元知事本局長)のV1、V2に続く3人目の副知事(V3)に、知事本局長だった前田信弘(57)を指名。10月11日の都議会本会議で提案、同意を得たのである。都庁関係者によると、前田は典型的な都庁官僚で、人望は厚い。「昨年6月に安藤、秋山氏が副知事になったのに伴い、産業労働局長からのスライドで知事本局長になり敵は少ない。最大与党の都議会自民党とそれなりのパイプもある」という。また、「知事本局長は内閣で言えば官房長官。知事にとっても女房役でなければいけない。猪瀬が初めて選任した人物だけに手堅い印象」とも語っている。前田にはまた「石原慎太郎前知事の信頼も厚かった」との評判もある。キーマンとして動いたのは、石原と猪瀬をつなぐあの男だ。「石原の意 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。