メルケル「大連立」にユーロ懐疑派不穏

SPDと組んでも対欧州政策に変化はないが、FDPに代わってAfDが急伸したことはメルケルの頭痛の種。

2013年11月号 POLITICS [シュレーダー改革 第二弾]

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これほど意気揚々とした首相の姿を目にするのは、ドイツ国民にとって久しぶりのことだろう。9月22日に投開票が行われた連邦議会(下院)選挙の夜、選挙結果の第一報がテレビ画面に映し出されるや、アンゲラ・メルケル首相率いる与党、ドイツキリスト教民主同盟(CDU)の党本部に歓声があがった。オレンジ色のTシャツを着た若い選挙運動員たちが「アンジー、アンジー」と大声で叫ぶ。CDUと友党のキリスト教社会同盟(CSU)を合わせて連邦議会で単独過半数を制しそうに見えたが、結局、それはかなわなかった。とはいえ、メルケルが今日、ドイツのみならず、欧州で最も有力な政治家であることに変わりはない。2010年のユーロ危機以降、欧州連合(EU)の大国スペイン、フランス、イタリアの各政権が選挙で壊滅的な敗北を喫するなかで、他の欧州各国の首脳が誰もなしえなかった三選を果たした。

大連立でも南欧支援には慎重

だが、欧州 ………

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