直接証拠はなく状況証拠も乏しい。誤認逮捕を繰り返し突き止めた「真犯人」は本物?
2013年11月号 DEEP
警視庁などは昨年、パソコン(PC)がウイルスで遠隔操作されていたことを解明できず、犯罪予告のメールを送ったなどとして4人を誤認逮捕し、真犯人に「警察がお馬鹿だったので見事に嵌まった」とメールでコケにされた。今年2月には「真犯人」として男性を捕まえ、起訴されたものの、当初報じられた直接証拠はなく「恥の上塗り」となる可能性が出てきた。起訴されているのは、東京都江東区の派遣社員のプログラマー片山祐輔氏(31)。検察側の主張によると、昨年6月から9月にかけて、ウイルスを使って東京、神奈川、三重、大阪、福岡各都府県の男性計5人と愛知県の会社のPCを遠隔操作し、①横浜市の小学校襲撃、②大阪市の商店街での無差別殺人、③日航機爆破、④東京のイベント会場での大量殺人、⑤子役女優の殺害、⑥東京の幼稚園襲撃、⑦ドコモショップ襲撃、⑧伊勢神宮爆破、⑨AKB48襲撃の9件の犯罪予告をメー ………
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