悪ふざけ写真「バカッター」の恐怖

「不適切投稿」続出に、店員のスマホ持ち込み禁止。手の打ちようがないのは客の「犯行」。

2013年10月号 DEEP

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「不適切投稿」という呼び名すら立派すぎる。ネット上の通称「バカッター」で十分だ。飲食店やコンビニエンスストアなどで、店員たちが食材や厨房などで悪ふざけしている写真をツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿する騒ぎが多発している。騒ぎに火をつけたのは、6月中旬に「ローソン」高知鴨部店で撮影された、フェイスブックへの投稿。アルバイト従業員が冷凍ケースの中に入り、アイスクリームを下敷きにして寝そべる写真は、ツイッターなどを介して徐々に拡散し、7月にはローソン本部に苦情が届いた。同社は「食品を取り扱うものとしてあってはならない行為」と、アルバイト従業員を解雇。店とのフランチャイズ(FC)契約を解除し、店は休業に追い込まれた。バカな悪ふざけが大きな代償につながることは、新聞やテレビで大きく報道された。

1千万円超える賠償請求も

ところが、それが騒ぎ ………

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