シリア攻撃見合わせ米ロ「あうん」

土壇場で化学兵器を放棄させるラブロフ提案。窮地のオバマには「地獄に仏」だった。

2013年10月号 GLOBAL

  • はてなブックマークに追加

8月31日、米国のバラク・オバマ大統領は、シリアの化学兵器使用を巡り、アサド政権に対し限定的な武力行使に踏み切る意向を表明。同時に、その正当性を確保しようと米議会に武力行使の承認を求める方針を明らかにした。アサド政権を支持するロシアが国連安保理で対シリア武力制裁を含む安保理決議を通過させる可能性は、ロシアと中国の拒否権で皆無。英国のキャメロン政権も議会で否決に遭い、対シリア武力行使に参加できなくなったからだ。だが、まさに米議会での議論が開始される9月9日、事態が急展開した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が「シリアは化学兵器の在庫を最終的に廃棄すべく、国際管理下に引き渡せば、米国の軍事攻撃を回避することができる。シリア政府が加盟を拒否し続けている化学兵器禁止機関(OPCW)への加盟も同政府に促す」と提案した。やはり同日、モスクワでラブロフ外相と会 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。