SBI脱落役員の「捨て台詞」

韓国の「底なし沼」に沈む船。また一人、海外事業本部副本部長が北尾を見捨てた。

2013年10月号 BUSINESS

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今年3月、精神的に追いつめられて退職したSBI証券社長、澤田安太郎に続いて、SBIホールディングス(以下、SBI)の“奥の院”の幹部がまた一人脱落した。退職したのは元執行役員、山内信二。海外の投資案件などを任されていた人物だ。退職後(6月)、山内と会ったある財界人は、山内からこんな捨て台詞を聞いている。「もう、あの人は誰の言うことも聞かない。完全に暴走列車のようなもの」この財界人によれば、山内の“あの人”に対する批判は激しく、韓国への投資などは底なし沼へカネを捨てるようなものと表現した、という。気になるのは山内の捨て台詞だ。「あの人」とは、もちろんSBIグループ代表、北尾吉孝であることは容易に想像がつく。本誌に寄せられていた「北尾の暴走が止まらない」「幹部たちは北尾の言いなり」という情報と符合するものだった。

非野村組のヨソ者意識

北尾の“コンシェルジュ”と呼ばれた澤田は、北 ………

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