外務省の恥部「ミスコン利権」

「ミス・インターナショナル」開催権を持つ外務省所管団体が詐欺まがいの呆れた行状。理事長を庇う元カナダ大使も登場。

2013年10月号 BUSINESS [世界の美女も仰天]

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――国際文化協会は外務省の内部監査を受け、改善指導を受けています。外務省OBのあなたは、そういう実態を承知の上で協会の理事や審査委員を務めたのですか。「私は現在、協会の理事でも何でもないので答える必要はありません」8月31日夜、東京都大田区の高級マンション。元外務省の田島高志元駐カナダ大使は、そう言って本誌記者の質問を制し、インターホンを切った。田島氏は9月現在で77歳。東大卒後、外務省入りし中国課長、駐豪州公使、駐ミャンマー大使などを歴任した。その田島氏がミス・インターナショナル世界大会の審査委員を務めたのは昨年10月のこと。開催地は沖縄。世界大会には各国から選りすぐりの美女が集まり、華やかに美を競った。大会は、沖縄県が本土復帰40周年記念事業として位置づけ、仲井眞弘多沖縄県知事を名誉会長とする実行委員会(沖縄県内の企業、団体で組織)が主催。県は25 ………

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