「KLab」真田社長がユル過ぎて経営窮地

2013年10月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

ソーシャルゲーム業界の名物社長が窮地に追いこまれている。東証一部上場のKLab(クラブ)が8月30日に関東財務局へ提出した大量保有報告書に関する変更報告書によると、創業社長・真田哲弥氏が持ち分比率を18.04%から15.19%まで減らしたことが分かった。3度にわたって行われた第三者割当増資によるものが主だが、8月26日には、自らの5万600株(0.16%)を市場外で売却処分しており、様々な憶測を呼んだ。真田氏が相次ぐ増資を実施し、自身の株を急いで売却に走るのは、業績悪化が深刻だからとみられる。2013年12月期の営業利益は前年度の28億円から一転し、11億円の営業赤字に沈む見通しだ。今期は16カ月変則決算のため、見かけの売上は膨らむが、人件費をはじめとした固定費が重くのしかかり、採算が圧迫されている。原因は「スケジュール管理の面でマネジメントがルーズだったこと」(真田氏)。現 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。