アルカイダが「乳房爆弾」

「下着」「小包」「乳房」「座薬」…空港で検知不能のインプラント爆弾を開発した男は、イエメンかシナイに潜む。

2013年10月号 GLOBAL [虚を突く凄腕テロリスト]

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イブラヒム・アル・アシリ――いま、世界が最も恐れる凄腕の爆弾開発テロリストである。彼の影を追って、米中央情報局(CIA)の無人爆撃機(ドローン)や、イスラエルの諜報機関モサド、英対外情報機関MI6らが躍起になっている。いまや、2011年に米軍特殊部隊に捕捉、射殺されたアルカイダの首魁オサマ・ビンラーディン以来の第一級のお尋ね者となった。アル・アシリはアルカイダの分派である「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)に属する爆発物の専門家。各国の諜報機関によると、化学の知識を生かし、最新の空港セキュリティーチェック装置でも検知不能なさまざまな爆弾を開発している。この男の恐るべき才能が明らかになったのは8月16日。イエメンの首都サヌアの東部を走行中の一台の自動車が、空から飛来した米国の無人機に爆破された。イエメン情報当局と協力していたCIAチームが、ヘリコプターで爆 ………

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