「噴火警戒」厄介すぎる三つの火山

9月に入って桜島で噴石被害。気象庁が常時監視する47火山に「想定外」はあり得ない。

2013年10月号 LIFE

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8月18日、鹿児島県の桜島が噴火した。9月に入って桜島は噴石による被害が出るなど、さらに活発化する恐れがある。東日本大震災は、日本人の災害観を根底から覆すものだった。千年に一度起こる超巨大地震は、現代ではもはや起きないと考えてはならない。「想定外」と呼ばれる巨大地震は、いつの時代にも起きうる。その教訓はもちろん火山の噴火にも当てはまる。日本列島には噴火の可能性がある活火山が110ある。このうち、人々が安全な生活を送るために、重要な47火山には観測機器が設置され24時間の常時監視が行われている。さらに、山麓の地元自治体など関係機関が協力して火山防災協議会が設置され、避難計画などの策定を行っている。そして、いざ噴火の恐れが高まると、別表の5段階警戒レベルによる予報・警報が出されることになっている。現在、その体制が整っているのは常時監視47火山のうち30の火 ………

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