胡 祖六(春華キャピタルグループ 主席エコノミスト)

中国バブル崩壊は杞憂 成長率より歪みを是正

2013年10月号 GLOBAL [インタビュー]

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――今年4~6月の中国のGDP(国内総生産)成長率は7.5%にとどまり、景気の減速感が強まっています。このままでは、シャドーバンキング(影の銀行)や地方政府の過剰債務が行き詰まり、中国バブルが崩壊するのではないかと懸念されています。胡 中国経済がかなり減速しているのは事実です。ただし、突然失速したわけではありません。中国政府は2008年のリーマン・ショックの衝撃を緩和するため、09~10年にかけて総額4兆元(約56兆円)の景気対策を実施。経済は目を見張るV字回復を果たし、二桁成長に復帰しました。これは危機対応のための集中的な公共投資の結果であり、続けられるはずがありません。また、行きすぎた景気刺激は合理性を欠く投資、資源の浪費、設備過剰、住宅バブル、環境問題など様々な副作用を生みました。弊害の拡大を防ぐため、中国政府は2年前から経済運営を引き締めに転換。その ………

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