「丸裸」のオフショア隠匿資産

調査報道の非営利機関が数百万件のデータベースの一部を公開。脱税、汚職、武器密輸などが続々暴かれている。

2013年9月号 GLOBAL [タックスヘイブン暴露]

  • はてなブックマークに追加

金融犯罪の首謀者の多くは、英領バージン諸島(BVI)やケイマン、クック諸島などで法人登記すれば、違法行為を隠蔽できると考えている。取締役や受益者の身元を公表せずに法人登記ができるオフショア金融センターは世界に数多く存在し、「秘密管区」(secrecy jurisdiction)と呼ばれている。今年4月3日、オフショア登記のペーパーカンパニーを実質支配する投資家たちの間で、蜂の巣をつついたような騒ぎが起きたことだろう。ワシントンに本拠を置く非営利報道機関「国際調査報道ジャーナリスト連合」(ICIJ)が「BVIを含む10カ所の秘密管区に登記している10万社以上の秘密ファイル数百万件を入手した」と発表したからだ。ICIJが入手した文書から、続々スキャンダルが暴かれた。カスピ海沿岸の産油国アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領一家と、政府から数十億ドルの巨大建設プロジェクトを受注 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。