和製タブレットの「思想的」トホホ

思想家気取りの浅知恵が生んだトンデモ製品。ユーザーからの罵倒の嵐で「悲喜劇」に。

2013年9月号 LIFE

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7月7日、ガジェット好きアーリーアダプター(「イノベーター理論」では、革新者に続き物事を早く受け入れる採用者)の期待を一身に集めた和製タブレット「enchantMOON」の出荷が始まった。価格は3万9800円。4月23日の正午から予約を開始し、30分で初期ロットの1千台を完売、24時間でメーカーの年間出荷予定台数を上回る予約が入ったほどだった。だが、端末が順次、予約者の手に渡るにつれ、ツイッター上では「一言で表現するとゴミ」「4万円のまな板だと思えばいいんだよぉ」「こんなに忍耐が必要な端末ははじめて」などと、ボロクソにこきおろすツイートが飛び交い、「enchantMOONが届いた人の阿鼻叫喚まとめ」なるサイトまで現れる始末。期待が大きかっただけに、実物を手にしたときの落差からトホホ感が倍増されたのだろうか。

ドワンゴに啖呵切って

この和製タブレットを開発・発売したのは、「ユビキタスエンターテイ ………

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