「外交・安保の安倍」は短命への道

盤石に見える安倍政権も、仔細に見れば盲点はたくさんある。「満月の夜はその夜だけ」という当たり前のことを思い起こしてほしい。

2013年9月号 BUSINESS [特別寄稿]

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「月の丸さもたゞ一夜」「東の良寛、西の仙厓」と謳われた名僧仙厓義梵は、揮毫を頼む、と25両の小判を差し出した成金の、小判を載せた丸盆をひったくると、その裏にこう書いた。「おごるなよ 月の丸さもたゞ一夜」参院選投票日の前から、大勝ちした安倍政権が勘違いするのではないか、おごりが出るのではないか、と恐れていた。どうやらそのとおりになりつつある。集団的自衛権の憲法解釈(集団的自衛権の権利は保有しているが、行使は9条の範疇を超える)を変更するために憲法の番人であるべき内閣法制局長官に、慣例を無視して前向きな人物を充てるという。これほど露骨な人事は過去に見たことも聞いたこともない。仮にそういう狙いがあったとしても、もっとうまく運ぶものだ。解釈変更に前向きな一部メディアに意図的にリークしたのではないかともうわさされている。ほぼ同時におきたのが麻生副総 ………

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